2018年11月20日

スピーカーケーブルの使いこなしでケーブルのキャラクター変化が起こるのか???、、、ぅ〜ん、気になります(笑)

ラダー型ケーブル開発元のマルチョウエンジニアリングさん&販売店のプラクトサウンドさんと私とでは、ラダー型の音質の認識に違いがあります。
両者の見解をまとめると、、、
歪が無く付帯音も無い。透明感が高く実在感のある音。
といったところですが、私的には常用している2sqVCTF線と大差無く、全体的には一長一短と感じています。
が、弦楽器、ヴォーカルの質感は大変素晴らしいものがあります。
ただ、低音が出ない、音に力が無い、元気が無いといった弱点も感じました。

このズレは何処から来るのか考えてましたが、思い当たるのはケーブルの使い方(使いこなし)くらいです。
私のシステムでは、基本的にケーブル類は空中配線です。
オーディ専用電源は露出で5.5sq線を引き回し、鴨居の高さにコンセントを付けています。
ラインケーブル類は必要最小限の長さを使用し、床壁とは基本的に非接触で使用しています。
スピーカーケーブルは殆んどが空中配線になります。
空中配線にすることで歪感が少なくなり透明感が増し音場も広がります。
そんな訳で、ラダー型のメリットが目立たなかったのかもしれません。

【洋室のSPケーブル空中配線】
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【和室のSPケーブル空中配線】
air-cable-02.jpg

また、使用機材(特にスピーカー)でもケーブルの評価が変ってくることがあります。
プラクトサウンドさんのスピーカーはAudioPhysicのブリロンということでしたが、マルチョウさんではどんな機器を使ってるのか気になります。
posted by masamasa at 20:10| ラダー型ケーブル

2018年11月14日

自作ラダー型SPケーブル&スリル&サスペンス〜燻ぶっていた「炎の天使」が真の姿を見せた!!!

純正品のケーブルがどのような規格か分からないので、外観から分かる範囲で計ってみました。
同軸ケーブルの直径は約2.5ミリとかなり細いので、内部導体も細い(おそらく0.2〜0.3sq位)と考えられます。
(マルチョウさん、プラクトサウンドさんの見解は「太いケーブルは歪が多いので不可」ということです)
また、ラダーケーブルにはクセが無いので、音が痩せる、低音が出ないといった症状はアンプ本来の性能が出たということになるようです。
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それでは我が家のデジタルアンプが可哀想なので、自作に踏み切りました!!!
自作に使ったケーブルは直径4.6ミリで、内部導体は1.25sqと一般的なSPケーブルとして必要最低限な太さです。
なんやかんやで苦労してラダー型ケーブルを完成させましたが、エージングも進み更に良い感じになってきたので、純正ラダーケーブルで不満があったソフトを色々聴いてみました。

特にプロコフィエフ/交響曲第3番(元ネタはオペラ「炎の天使」)は、純正ラダーではおどろおどろした所の無いサッパリ風味の「炎の天使」でしたが自作ラダーに変えて激変しました。
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純正ラダーケーブルは歪感が非常に少なく美音を奏でます。が、音に力が無く低音の重量感、厚みが少ないせいか恐怖感、緊張感、不安感などが表現しきれないようです。
これはプロコ3番のようなスリリングに展開する構成には致命的で、全然スリルを感じません。
ところが自作ラダーケーブルで一変、見事なまでなスリル&サスペンスが展開されます。
これはもう後戻りできなくなりました(笑)

マルチョウさんもプラクトサウンドさんも色々な電線を試して細い線に行き着いたのでしょうから、1.25sqの音も聴いているはずです。
おそらく私とは音の好みがカナリ違っているのでしょうね。
改めて、好みの差は埋めようが無いと感じました。


※masamasa式8段ラダー型スピーカーケーブル(6m)の概要
[1] 標準的な8段ラダー構造
[2] 芯線の太さは必要最低限な1.25スケア軟銅より線
[3] 芯線無切断構造(メーカー製は切断有)
[4] シース&内部絶縁材不均等分割絶縁構造
[5] メッシュチューブ不均等分割絶縁構造
[6] ハシゴ線結線部、シールド線結線部、バナナ端子結線部は圧着後ハンダ付け(メーカーさんはハンダ付け後の圧着を推奨)
posted by masamasa at 20:06| ラダー型ケーブル

2018年11月12日

8段ラダー型スピーカーケーブル(6mx2本、両端バナナプラグ)の収支決算(笑)

※11/13、追記修正有り

【材料】
・同軸ケーブル(ONB、1Cx1.25sq)60x12m=1,440-
・0.75sq単芯ケーブル(2m)50x2m=100-
・メッシュチューブ(12mm-20mm)120x12m=1,440-
・熱収縮チューブ
  4mm、黒赤各1m=280-
  5mm、黒2m=360-
  7mm、黒2m=400-
  高収縮1m=800-
・丸端子、ファストン端子(32個)=320-
・銀ハンダ=200-
・バナナプラグ(IBP-24、8個)=5,200-
・自己融着テープ(1巻)=300-
※トータル=10,540円也 ⇒10,840円也[修正]

【製作時間】約4日(推定)

【人件費】0円(爆死)

【使い勝手】
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メインシステムの殆んどが空中配線なので軽いケーブルはありがたいです。
長年リファレンスケーブルだった2スケアVCTFと比べても軽いので、30年ぶりの新旧交代になりそう(笑)

【マトメ】
バナナプラグはオプションと考えると、ケーブルだけなら材料費は5,340-(5,640-に修正)で1メーター当たり445円(470円に修正)とリーズナブル。
多めに見てメーター500円のケーブルと考えるとハイコストパフォーマンスなケーブルと言えます。
人件費を考えたら自作の意味がなくなり話が終わってしまうので「手間賃はタダ」ってことで。
posted by masamasa at 23:00| ラダー型ケーブル

2018年11月11日

デジタルアンプ用ラダー型スピーカーケーブル完成〜『芯線の太さ』と『ハンダの音が乗らないハンダ付け』がキモかな

放置状態だったデジアン用ラダーケーブルを完成させました。
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午後から音出ししてますが、初っ端から良い感じで鳴ってます。
同じ段数、長さのプラクトサウンド仕様ラダーケーブルを全ての面で上回っており、デジタルアンプでも太く元気にガンガン鳴ってます。
低音の量感、ノビも十分で2sqVCTFとの差は感じません。

やはり芯線の太さ(1.25sq使用)が効いているように感じます。
こうなると2sqも試してみたくなりますが現時点で大きな不満もないので暫くは様子見します。

ってことで、ハンダの音が乗らないハンダ付けです。
ポイントは芯線とバナナプラグを圧着させた状態でのハンダ。

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まず、ベリリウムカッパープラグの角(ツノ)は不要なので切り落とします。

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芯線を1.5cmくらい剥いて扇状にして銅線でグルグル巻きにします。
このときチョッと引っ張ったくらいでは抜けないくらいキツク巻きます。

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その状態で、全体を覆うようにハンダします。
巻いた銅線はそのままでも良いし、解こうと思えば解けますのでお好きにどうぞ。

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最後に収縮チューブで覆って完成。

結果的に、音質も仕上がりもプラクトサウンド仕様を上回ることができて大満足でございます。
いや〜〜〜苦労した甲斐があったわ〜〜〜(^^)v
posted by masamasa at 18:30| ラダー型ケーブル

2018年11月03日

デジタルアンプ用8段ラダー電源ケーブル完成(笑)

スピーカーケーブルより先に電源ケーブルが完成しました。
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同軸線はオーナンバのONB 1.25sq、外装にはメッシュチューブを使ってます。
製作時間は約8時間、1段当たり1時間になりますね(速いんだか遅いんだか判断もつきませぬ、、、笑)

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コネクターは、
ロングセラーのフルテックFI-15E(Cu)、アメリカン電機の隠れた逸品7112GN(真鍮無メッキ)です。

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前回のSP内部ケーブルでは手抜きもありましたが、今回は手抜き無し!
皮を剥いた部分は自己融着テープで絶縁。

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更に、熱収縮チューブを使用。

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メッシュチューブは4分割に縁を切ってます。

ケーブル変更後の音ですが、、、
今まで使ってたはファンダメンタルRPC10と比較してパワー感、鳴りっぷりがほんの少し後退したようですが、全体的には1割くらい良くなってる感じです。
手間を考えなければ大変なハイコストパフォーマンス。
材料費4500円以下で作るのを楽しんで、出音が良ければ尚良しです。
posted by masamasa at 13:16| ラダー型ケーブル

2018年10月24日

デジタルアンプ用8段ラダー型スピーカーケーブル構想♪

デジ神様のお告げがあったのでデジタルアンプ用のラダーケーブルを作ります。

大変評判の良いラダー型ですがウチのデジアンとは相性が悪く(球アンプとはバッチシ)、、、
@音が痩せる
A元気がない
B低音の量感が少ない
C高音のキラキラ感不足
といった状況です。

販売店さんによれば、ラダー型は歪が極めて少なく、固有音を持たないので「アンプそのものの音を出す」そうです。
ってことは、ウチのデジアンは全滅ってことになります。
そもそも2スケアVCTFではそこそこ鳴ってるんで悪いアンプではないと思うんですが・・・(笑)

こうなったらデジアン用ラダーケーブルを作るしかない!!!

デジ神様のお告げによるとコンナ感じの構造になります(爆死)

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大体の材料は揃ってますが、肝心の同軸ケーブルの良さそうなのがないのよね(ぅ〜む;;;)

何気にバナナプラグはしっかり用意してあります。
シュタインミュージック(SteinMusic)のIBP-24ってヤツで素材はベリリウムカッパー!?
単純な構造でハンダ付け専用ってのがミソ。
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posted by masamasa at 22:06| ラダー型ケーブル