『そろそろ本気でエコノミックオーディオを考えてみよう』
、、、ってことで、オラソニック(東和電子)さんからNANO-UA1aを貸していただけたので検証してみました(笑)

まずはデスクトップでFOSTEX M800を鳴らしてみました。
スピーカーから約50cmでの音は、、、
清楚で可憐、透明度が高く細かい音もしっかり出ます。
さらに音場は広く、見通しも良い。
基本的に汚い音は出さないタイプなので近接聴取に最適。結果、小〜中音量でのデスクトップ用には勿体無い高音質となります。
プリメインとしての機能は必要最小限ですが、超小型スピーカー向けに「バスブースト機能」があり低音部のみ強調します。

実測で500Hzから効き始め100Hzで+6dB、50Hz以下で+8dBといったところ。
低音の出にくい小型スピーカーには丁度良いと思われます。
尚、再生中の消費電力は8〜9Wと非常に省エネです。
■ナノコンポ「NANO-UA1a」で聴く『荒野の7人(テーマ)』
-----------------------------------------------------------------
続いて、通常ポジション(SPから約3m)での試聴。
スピーカーはMarkAudio Pluvia Seven。
基本的には上に書いたように「非常に質感の高い音」です。
音の存在を強調しすぎないソフトで自然な輪郭で、デジタル的にクッキリした輪郭とは一線を隔し好印象。
ただ、音に力がなく躍動力不足で元気がありません。
そのせいか、浸透力が弱く音が跳ばないので「音圧は出てるんですが、音が小さく聴こえます」。良くも悪くも「おしとやか」という言葉が浮かんできますが、、、大和撫子的な音を求めるなら選択肢の一つになり、マッチョ(笑)な音を求めると不満が出てきます。
SCDS機能の限界か?音量を上げ過ぎると歪みが発生する(特にピアノは鬼門)ので、実質使えるパワーは3〜4ワットくらいと思われます。
■ナノコンポ「NANO-UA1a」で聴く『Melody Gardot / If The Stars Were Mine』
ぶっちゃけ
能率85dB程度のスピーカーでの大音量再生にはパワー不足でして、評価が分かれる部分ではあります。
個人的には『音に元気が欲しい』『SCDSに頼らないで20W+20W(8Ω)を歪無く出力するパワーが欲しい』というところに帰結します。
せめて10cmフルレンジ程度は、しっかり鳴らしきってほしいもんです。
いずれにしても『エコノミック・ピュアオーディオ』としての可能性は非常に高いのでオラソニックさんには頑張っていただきたいと思います。
応援してますよ〜、、、と言うか、、、わたし(masamasa)が「欲しい」と思わせる製品作りを期待しています(爆死)
posted by masamasa at 17:25|
エコノミック・ピュアオーディオ