2015年04月08日

真空管アンプ対応・セミフローティング弾性アース構造・FD(Full-Dimention)ハイブリッド・インシュレーター『model/TU-bach』

「model/TU-bach」は内部構造の違うハードタイプとソフトタイプがあります。
サイズは51φxH.20mm
真空管アンプ以外のオーディオ機器での使用も全然OKです。
TU-bach-03.jpg

ハードタイプ
TU-bach-H.jpg

ソフトタイプ
TU-bach-S.jpg

耐震ゲルは50x50mmサイズの耐荷重が35kgの物を使っています。
写真左は25kg、右が35kgのものです。
TU-bach-02.jpg
posted by masamasa at 16:48| 自作インシュレーター

2015年03月16日

オーディオ誌付録システムでのインシュレーター効果



■オーディオ誌付録システムでのインシュレーター効果は?

・ScanSpeak 5F/8422T03(ステレオ誌2013年8月号付録)
・LUXMAN LXA-OT3(ステレオ誌2014年1月号付録)
・DigiFi No.10付録DAC

を使ったインシュレーター効果の検証です。

各機材は15mm厚ラワン合板(W.900xD.650mm)のデスクトップ上に設置。
使用インシュレーターは、

・audio-technica AT6099
・Stille-Loure[type I](自作、ハードタイプ)
・Stille-Loure[type III](自作、ソフトタイプ)

になります。


■録音はタスカムDR-07mkU(AB方式、16bit、44kHzでピークリダクション録音)、録音ポイントはSPから60cm。
再生プレーヤーは『AIMP3 ver3.55 , build 1345(26.03.2014)』

インシュ12.jpg

■使用機器は、、、

ノートPC(Lenovo R61e,Win XP-home)

↓(USB接続)

DigiFi No.10付録DAC

↓(赤白RCAコード)

LUXMAN LXA-OT3

↓(VCTF2スケアケーブル)

ScanSpeak 5F/8422T03(5cmフルレンジ)
SP-BOX(SS-057BH-W)
posted by masamasa at 22:34| 自作インシュレーター

2015年03月07日

アナログ対応インシュレーターの自作〜『Stille-Loure 』セミフローティング弾性アース構造・FD(Full-Dimention)ハイブリッド・インシュレーター


■断振(遮断)効果強化版の「アナログプレーヤー対応セミフローティング・インシュレーター」の作業映像です。

ルーレ-01.jpg
Audio-Hybrid-InsulatorI_STILLE-LOURE-03.jpg

トップにはチーク無垢材を使いましたが、MDFなどの圧縮材や固めの木材でも代用可能です。
耐震ゲルはDAISOの角型L(50x50x5mm)と角型M(40x40x5mm)をカットして使用。
シリコンは佐藤ケミカルの「無酢酸形(オキシムタイプ)」のブラック。
前回はシリコン均しに「食事用ナイフ」を使いましたが、今回はDAISOの「パテ用プラスチックヘラ」の先端をカットして使用します。
ルーレ-02.jpg


■材料(8個分):チーク材以外はホームセンター、100均で入手可能です。
・塩ビ製エンドキャップ(51φx23mm) 108x8=864-
・角材(30x30x15mm、18個入り) 108-
・衝撃吸収パッドM(耐震ゲル、40x40x5、4個入り) 108x2=432-
・衝撃吸収パッドL(耐震ゲル、50x50x5、2個入り) 108x4=432-
・シリコンコーキング(黒、1本) 300-
・缶スプレー(黒、1本) 108-
・マスキングテープ(1巻) 108-
・チーク材(30φx10) 30x10x900mmから切り出し 1,080-
・接着剤(チークと角材の接着用) 108-
合計 3,540円(約443円/1個)


■動画撮影カメラ
・オリンパス・ペンE-PL2



【参考データ】インシュレーター別『制振効果』の検証
仏具の「おりん(173g)」を使って、音が鳴り止むまでの時間を計ってみました。
各5回の平均値で長かった順に、

●耐震ゲル(40x40x5mm)=56秒
●コルク(30φx2mm)=44秒
●フェルト(20φx3mm)=43秒
●発泡スチロール(40x40x10mm)=40秒
●インシュレーター無し=38秒
●10円玉=28秒
●ウレタンゴム(12φx8mm)=27秒
●木柱(30φx30mm)=20秒
●TAOC鋳鉄インシュ(50φx20mm)=15秒
●純鉛塊(40x15x150mm)=13秒
●自作インシュ(Stille-Loure type-I)=8秒
posted by masamasa at 22:27| 自作インシュレーター

2015年02月17日

インシュレーター比較試聴〜【メタル系、ウッド系、ゲル系、セミフローティング系の違いは?】


■インシュレーター比較試聴【メタル系、ウッド系、ゲル系、セミフローティング系の違いは?】


■メタル系、ウッド系、ゲル系、セミフローティング系の比較試聴です。
鳴かせるタイプの超軽量級スピーカースタンド(2.5kg)を使用して、インシュレーターはスタンド-フローリング間に設置。

・メタル系-TAOC鋳鉄
・ウッド系-DAISO木柱
・ゲル系-DAISO耐震ゲル
・セミフローティング系-自作

4つのインシュレーター、インシュ無しを比べます。


■録音はタスカムDR-07mkU(AB方式、16bit、44kHzでピークリダクション録音)、録音ポイントはSPから60cm。
再生プレーヤーは『AIMP3 ver3.55 , build 1345(26.03.2014)』


■使用機器は、、、

自作PC(Win XP home、フルファンレス仕様)

↓(光接続)

KENWOOD DM-9090(DACモード)

↓(自作RCAコード、2スケア)

DENON PMA-390IV

↓(VCTF2スケアケーブル)

TangBand W3-881SJF
SP-BOX(MAX-85)
posted by masamasa at 19:45| 自作インシュレーター

2015年02月16日

複数使いインシュレーターの使いこなし♪

複数のインシュレーターを組み合わせることで「最適な制振効果」が得られるかもしれません(笑)

●組み合わせの例(自作インシュと耐震ゲル)
インシュ組み合わせ効果.jpg
基本的に大事なことは『スピーカー等の(不要)振動発生源に接する素材の影響が大きく出る』ということです。
インシュレーター個々の特徴を理解し、上記を念頭に組み合わせれば迷宮に入り込むことはないと思います。

以下、自作インシュを使った組み合わせの傾向です。
【】は「自作インシュのみ=良」との比較。

@-[上]自作-[下]耐震ゲル【音質-やや良】
自作インシュは逃振効果と吸振効果がありますが、耐震ゲルに遮断されて逃げられない分が発生源に戻ってしまいます。
設置面に振動を伝えないことが前提で、発生源の不要振動を最小限に押さえたいならこの組み合わせが最適。

A-[上]耐震ゲル-[下]自作【音質-やや悪】
耐震ゲルで遮断しきれない振動を自作インシュが受け持ちますが、効率の悪い使い方で自作インシュは本領発揮できません。

B-[上]耐震ゲル-[中]自作-[下]耐震ゲル【音質-悪】
耐震ゲルの上下使いで最大の遮断性能を発揮しますが、中間の自作インシュは能力を発揮できません。
上下が断振系インシュレーターの組み合わせでは、中間に何を使っても差は出にくいと思われます。
何よりも「安定性が極めて悪い」のは最大のデメリット。

C-[上]自作-[中]耐震ゲル-[下]自作【音質-並】
発生源と設置面の振動を抑え、且つ遮断する。
効率は良い感じですが、メリット的には微妙な感じ。
安定性はBほどではないが悪い。


※参考データ[積層インシュレーター編]
■おりんの消音時間比較(5回の平均値)

@-[上]自作-[下]耐震ゲル=10秒

A-[上]耐震ゲル-[下]自作=33秒

B-[上]耐震ゲル-[中]自作-[下]耐震ゲル=31秒

C-[上]TAOC鋳鉄-[下]耐震ゲル=20秒

D-[上]耐震ゲル-[下]TAOC鋳鉄=35秒

E-[上]耐震ゲル-[中]TAOC鋳鉄-[下]耐震ゲル=51秒

F-[上]耐震ゲル-[中]耐震ゲル-[下]耐震ゲル=37秒
posted by masamasa at 20:06| 自作インシュレーター

2015年02月15日

自作インシュレーターの制振性能は?

自作インシュ有り無しの特性を測っても差は無いし、音の差を言葉だけで表現しても説得力が乏しいのです。
生で聴いてみれば一目(聴)瞭然なんでしょうが(笑)

いろいろ考えて、仏具の「おりん」に辿り着きました(爆死)

ってことで、三点支持のおりんで音が止まるまでの時間を比較しました。

original-insulator-03.jpg
検証したインシュ色々と「おりん」

orin-tokusei-02.jpg
おりん単独の周波数特性。
基音が700Hzで、2kHzちょっと下の共振音が最後まで残ります。

■おりん(173g)の消音時間比較
各5回の平均値で長かった順に、

●耐震ゲル=56秒
●コルク=44秒
●発泡スチロール=40秒
●インシュレーター無し=38秒
●10円玉=28秒
●木柱=20秒
●TAOC鋳鉄インシュ=15秒
●純鉛塊=13秒
●自作インシュ=8秒

という結果になります。
自作インシュは逃振効果、吸振効果が高いので予想通り最短時間で鳴きやみました。
実際に音楽を聴いてみても、異次元の静寂感、躍動感、実在感に圧倒されます。
音の好みを別にしても、「メーカー製のインシュレーターでは聴けない音」が聴けます。

尚、耐震ゲルや無反発ゴムなどは振動吸収効果が高いと言われてます。
が、実際に効果があるのは「衝撃吸収(物質を落とす等)」「低周波域の振動吸収(約100Hz以下)」などに限られるようです。
基本的にソフト系のインシュレーターは『オーディオ的に耳に付く帯域の吸収効果は少ない』と考えて良さそうです。
posted by masamasa at 09:04| 自作インシュレーター