2016年02月17日

『音像録音』と『音場録音』

音楽収録は何を重視するかで「音像(おんぞう)録音」と「音場(おんじょう)録音」に分けられます。

それぞれの特徴を簡単に挙げると、、、

音像録音
・各楽器毎にマイクを近接配置したマルチマイク録音が主流
・マルチトラックで録音後の編集が楽
・個々の楽器の音色重視
・近くで録ることで微妙な表現やニュアンスが再現しやすくなる
・残響は加工するか、補助マイクを使用
・ジャズ、ロック、ポップス系は、ほぼ音像録音

音場録音
・少ないマイク(2〜4本)を適度な距離に置き、直接音と間接音をバランス良く録音
・録音後の修正が難しい
・個々の楽器よりハーモニー(含、残響)を重視
・方式上、細かい音の再現、各楽器の定位は甘くなる傾向有り
・録音場所の自然な響きを再現しやすい
・純粋な音場録音はクラシック系の極一部


と、それぞれにメリット、デメリットもあるし、聴き手の好みもありますので「どちらの方法が優れている」といった話ではありません。
要は出来上がったソースが気持ちよく聴ければ良いわけですね。

また、リスナー側も音像重視派と音場重視派に分かれ、音像派リスナーはマルチウェイ愛好者が多く、音場派リスナーはフルレンジ愛好者が多いようです(笑)

■録音サンプル(クラシック編)

@マルチマイク録音(詳細不明)
ベルリオーズ/幻想交響曲-第4楽章

バレンボイム指揮、ベルリン・フィル[SONY SRCR2009]'84年
各楽器が鮮明で、迫力、エネルギー感有り


A3本マイク+補助マイク録音
 (ショップス−コレット・マイク3本+補助マイク録音)
ベルリオーズ/幻想交響曲-第4楽章

マゼール指揮、クリーブランド管弦楽団[TELARC CD-80076]'82年
やや鮮度に欠けるが横方向、奥行き方向の広がりは申し分無し


B3本マイク録音(ノイマンU-47真空管マイク×3本使用)
ベルリオーズ/幻想交響曲-第4楽章

グーセンス指揮、ロンドン響[EVEREST EVC9017]'59年
中抜け気味のオケだが鮮度高し、高さが良く出てます


A2本マイク録音(B&K4006×2本使用)
マーラー/交響曲第4番-第1楽章(抜粋)

インバル指揮、フランクフルト・ラジオ響[DENON 33C37-7952]'85年
音の広がり定位が甘く鮮度も低めだが、ハーモニーが非常に綺麗

また、ジャズなどでは音像も音場も平面的な場合が多いですが、中には三次元っぽい音像、音場のソースもあります。
例えば、、、

■録音サンプル(ジャズ編)

アンドレ・プレヴィン/帰ってこれて嬉しいわ('58年)[CONTEMPORARY / OJCCD-691-2]


クラーク・テリー/トップ・アンド・ボトム('90年)[CHESKY JD49]
posted by masamasa at 20:17| 音楽ソフト

2014年12月10日

ビル・エヴァンスの本質『Peace Piece』〜エヴァンスのモードエッセンスがギッシリ詰まったピアノソロ

エヴァンスの演奏で一番好きなのが、この「Peace Piece」です。
リーダーアルバム第2作の「Everybody Digs」(1958)の1曲になります。
everybody-digs.jpg

この「Peace Piece」にはエヴァンスのアイディアがギッシリと詰まっていて、「エヴァンスの基礎の基礎」といえる曲です。
また、この曲のベースラインは、同アルバムの「Some Other Time」やマイルス・デイヴィス『Kind of Blue』の「Flamenco Sketches」にも使われています。
kind-of-blue.jpg

とにかく、聴けば聴くほど味わい深い名曲と言えるでしょう♪
posted by masamasa at 22:38| 音楽ソフト

2014年06月11日

TangBand W4-1320SIF で聴く『ニールセン/ボヘミア=デンマーク民謡』

■TangBand W4-1320SIF で聴く『ニールセン/ボヘミア=デンマーク民謡』


■録音はタスカムDR-07mkU(AB方式、16bit、44kHzでピークリダクション録音)、録音ポイントはSPから60cm。
再生プレーヤーは『Windows Media Player』


■再生曲
カール・ニールセン / ボヘミア=デンマーク民謡Op.130
エドヴァルド・セロフ(指揮)、オーデンセ交響楽団
[Kontrapunkt 32171]


■使用機器は、、、
自作PC(XG-41、Win XP home、フルファンレス仕様)

↓(標準光ケーブル)

KENWOOD DMF-7020(DAC-mode)

↓(自作VCTF2スケアRCAケーブル)

マランツ PM-5004

↓(VCTF2スケアケーブル)

TangBand W4-1320SIF(底面開口型デュアルバックロードホーン/model:BS-10WH)
posted by masamasa at 06:42| 音楽ソフト

2014年06月10日

TangBand W4-1320SIF で聴く『ヘイリー/千の風になって』

■TangBand W4-1320SIF で聴く『ヘイリー/千の風になって』
※出だしでノイズが録音されてしまったので1分10秒位からの再生になります※


■録音はタスカムDR-07mkU(AB方式、16bit、44kHzでピークリダクション録音)、録音ポイントはSPから60cm。
再生プレーヤーは『Windows Media Player』


■再生曲
ヘイリー・ウェステンラ / 千の風になって(I Am A Thousand Winds)
[HAYLEY SINGS JAPANESE SONGS / UCCL-1126]


■使用機器は、、、
自作PC(XG-41、Win XP home、フルファンレス仕様)

↓(標準光ケーブル)

KENWOOD DMF-7020(DAC-mode)

↓(自作VCTF2スケアRCAケーブル)

マランツ PM-5004

↓(VCTF2スケアケーブル)

TangBand W4-1320SIF(底面開口型デュアルバックロードホーン/model:BS-

10WH)
posted by masamasa at 20:46| 音楽ソフト

2014年06月08日

MarkAudio CHR-70v3 で聴く『サマータイム』(エリック・アレキサンダー)

■MarkAudio CHR-70v3 で聴く『サマータイム』(エリック・アレキサンダー)


■録音はタスカムDR-07mkU(AB方式、16bit、44kHzでピークリダクション録音)、録音ポイントはSPから60cm。
再生プレーヤーは『AIMP3 ver3.55 , build 1320(04.11.2013)』


■再生曲

Eric Alexander/Summertime(from 「Essential Best」)
[VHCD-8003]


■使用機器は、、、

自作PC(Win XP home、フルファンレス仕様)

↓(標準光ケーブル)

KENWOOD DM-9090(DAC-mode)

↓(自作VCTF2スケアRCAケーブル)

デンオン PMA-390IV

↓(VCTF2スケアケーブル)

MarkAudio CHR-70v3(底面開口型デュアルバックロードホーン/model:BS-10WH)
posted by masamasa at 07:03| 音楽ソフト

2014年06月07日

MarkAudio CHR-70v3 で聴く『蘇州夜曲』(アン・サリー)

■MarkAudio CHR-70v3 で聴く『蘇州夜曲』(アン・サリー)


■録音はタスカムDR-07mkU(AB方式、16bit、44kHzでピークリダクション録音)、録音ポイントはSPから60cm。
再生プレーヤーは『AIMP3 ver3.55 , build 1320(04.11.2013)』


■再生曲

アン・サリー(Ann Sally)/蘇州夜曲(from 「Moon Dance」)
[VACM-1223]


■使用機器は、、、

自作PC(Win XP home、フルファンレス仕様)

↓(標準光ケーブル)

KENWOOD DM-9090(DAC-mode)

↓(自作VCTF2スケアRCAケーブル)

デンオン PMA-390IV

↓(VCTF2スケアケーブル)

MarkAudio CHR-70v3(底面開口型デュアルバックロードホーン/model:BS-10WH)
posted by masamasa at 20:33| 音楽ソフト