2018年01月01日

調和する不協和音〜ビル・エヴァンスとアルフレート・シュニトケの肖像(笑)

昨年は世界のアチコチで不協和音が目立ちましたが、今年は赤鬼さんも赤豚さんも皆さん仲良くしていただきたいですね。
不協和音というと、モード系ジャズピアニストのビル・エヴァンスと現代音楽作曲家のアルフレート・シュニトケが思い浮かびます。というか私の好きな演奏家、作曲家ということになりますが(笑)

ということで、今年の聴き始めはエヴァンスとシュニトケです。
そのなかでも『調和する不協和音』の聴ける「Pease Piece」(Bill Evans)、「Piano Quintet(2nd Movement)」(Alfred Schnittke)は大好きです。
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私的には共に、ジャズピアノのベストワン、ピアノ五重奏曲のベストワンです♪
posted by masamasa at 10:38| 音楽ソフト

2017年09月02日

パーヴォ・ヤルヴィ「COMPLETE TELARC RECORDINGS」の試聴〜おおよそテラークレーベルの録音とは思えないけど・・・(笑)

とにかくビックリです!!!
低音がモリモリ出てきます、、、しかも低域の質感が極めて悪い(苦笑)
具体的には、、、
低音が不明瞭で音程が聴き取れない。なんとも歯切れの悪いドロドロした低音だ。
オリジナル盤は聴いたことがないので不明ですが、音源譲渡でリマスターされたのでしょうか?全くテラークらしくない音です。


そこで、初期のテラーク音源(もちろん同じ曲)と比較試聴してみました。

■シベリウス/交響曲第2番〜第1楽章
[1]パーヴォ・ヤルヴィ(REC:2001)
[2]ヨエル・レヴィ(REC:1984)
[3]ネーメ・ヤルヴィ(REC:1983)オマケBISレーベル
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■シベリウスの音源比較
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パーヴォ盤はやはり低域の量が多いようです。しかも質感が悪いから始末に終えない。
超小型のデスクトップスピーカーと相性が良さそう。
レヴィ盤はテラーク初期の特徴が出ていて、キレが良い低域で、中高音はやや埃っぽい、、、まさに初期のテラークサウンド、楽しく聴けます。
ヤルヴィ盤の親子対決。BISらしい自然な音場ですが、音自体はややモッサリ系。トータルではオヤジが一歩リード。

ついでに、禿山の一夜(こちらもテラーク初期の音源)

■ムソルグスキー/禿山の一夜
[1]パーヴォ・ヤルヴィ(REC:2008)
[2]ロリン・マゼール(REC:1978)
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■音源比較
sibelius-no2-04.jpg
やはりパーヴォ盤は低域が大目です。
ただシベリウスほど低域の質感は悪くありません。

他にもテラーク音源と被る曲あったので比較しましたが、、、、
シベリウスの曲ほどではないですが全体的に低域の質感が悪いです。
中高音は良い感じなので非常に勿体無い。
何といっても演奏自体は一級品、、、、低音の質感さえ何とかなればと悔やまれます。
posted by masamasa at 17:27| 音楽ソフト

2017年04月13日

寺島レコードに学ぶ〜『ジャズの楽しみ方』(楽しいジャズの聴き方)

最初は拒否反応が強かった寺島レコードの音作りですが、だんだん聴き方が分かってきました(^^)v

寺島流の音に慣れてくると、超マルチ近接録音による「生演奏じゃ絶対聴こえない音」が付加された音エネルギーがシャワーのように降り注ぐ感じがたまりません(笑)
音場とか音像とか定位とか、そんなこたぁ〜ど〜でもいい、とにかく『音のシャワーを浴びるようにひたすら聴く』、、、これこそ寺島流ジャズの楽しみ方と思えてきました。
例えるなら「木を見ず、森も見ず、ひたすら山を見る」といった感じになります。

あれっ、、、何時の間にか洗脳されてきたようです。。。(爆死)

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それにしてもエストレリータ(from "Waltz No.4")、、、これイイっすね〜♪
posted by masamasa at 22:21| 音楽ソフト

2017年04月09日

ウッドベースの音質チェック用音源紹介♪

前記事「寺島レコードCDサンプラー」のズンドコ低音では音質チェックが出来ないので、最近ウッドベースのチェック用に使っている音源を紹介します。
『こんな音源でチェックしてるんかい!』というツッコミは無しで・・・お願いします(笑)

曲名クリックで冒頭90秒を試聴できます。
※試聴にはユーザー名、パスワードが必要です。
 ユーザー名=『 spc 』(半角3文字)、 PW=『 kakuyo 』(半角6文字)

@WARM CANTO - "THE QUEST / MAL WALDRON"(OJCCD-082-2)Rec-1961
Joe Benjamin(bass),Ron Carter(cello)
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ASo Green - "SHIFT THE WIND / GARY PEACOCK"(ECM 1165)Rec-1981
Gary Peacock(bass)
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BAs Time Goes By - "American Songs / Steve HPUBEN"(RIC 121106)Rec-1992
Michel BENITA(bass)
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C'S Wonderful - "A Gershwin Song Book / Andre Previn(DG 453 493-2)Rec-1997
David Finck(bass)
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■プレヴィン&フィンクの録音風景
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大橋裕子トリオ「WALTZ No.4」の録音では、寺島氏がマイク19本、大間知氏がマイク13本を使っていますが、プレヴィン「ガーシュイン・ソングブック」は比較的シンプルに録ってるような感じです。
posted by masamasa at 11:32| 音楽ソフト

2017年04月08日

「エストレリータ(M.ポンセ作曲)」に釣られて、季刊・オーディオアクセサリー164号を買ってしまった(笑)

時間調整でオーディオ誌をペラペラ捲っていたら付録CDに「エストレリータ」の文字が・・・
エストレリータを聴いてみたいのが一番ですが、寺島レコードのCDを1枚も所有していないので試しに買ってみました(笑)
AudioAccessory164.jpg

早速聴いてみましたが、、、、

いや〜凄いエネルギッシュなサウンド!!!、、、というか異常に音圧が高い!!!
サウンドステージがグチャグチャで音場もクソもない今風なジャズ録音!!!(←褒め言葉です)

それにしても、、、何?、このズンドコ低音!!!!!(爆死)

とにかく低域の量感が半端なく多く、低音の音程が不明瞭。
10cmフルレンジでも低音過多ってどうなのよ。


紙面の解説では、、、
「オーディオで再生するのが難しいとされるスピード感溢れるピアノの中域音が素晴らしく、再生チェックにぴったり。」
ってことですが、ピアノの中域は並レベルのクオリティに感じます。
大橋裕子トリオ「WALTZ No.4」は本誌中のCD紹介欄でも「特選」に選ばれてるので、オーディオ誌&オーディオ評論家的には「超優秀録音」なんでしょうが、私には合わないようです。
改めて自分の『クソ耳体質』を認識することとなりました(泣)


尚、大橋裕子さんのエストレリータ演奏は98点で大変スンバラシイです。
それだけに「寺島レコード」のセンスに合わない「自分の感性」が非常に残念です(笑)
posted by masamasa at 11:26| 音楽ソフト

2017年03月27日

コーヒーは「挽きたて」、白米は「搗きたて」が美味しいけど、音楽は「録りたて」が美味しいとは限らない(笑)

誰が何と言おうとコーヒーは挽きたて、米は搗きたてにかぎります!!!(キッパリ)

■手動ミルとエスメラルダ・ゲイシャ豆
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水は近所で汲んでくる湧き水で、カリタの陶器製ドリッパーとメリタの紙フィルターを使用。

■家庭用精米機
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炊飯も湧き水使用、米は自家用完全無農薬コシヒカリを親戚から貰ってます(笑)

で、最近ギーレンさんの「ブルックナー/交響曲全集」を手に入れました。
左が全集、右が5番のインターコード盤になります。
gielen-bruckner.jpg
この全集は録音時期が1968〜2013年と凄いばらけてます。
一通り聴いてみましたが、予想通りというか予想に反してというか、、、
最も古い1968年録音の第2番の弦の音が一番好みでした。

やはり『古い録音は音が良い』(YouTube音源)ってことでしょうか(笑)

最後に、、、
「ブルックナーの何番が好き?」と聞かれたら、、、
迷わず「5番の2楽章」と答えます!
インターコード盤、第5番、第2楽章から冒頭部
posted by masamasa at 21:15| 音楽ソフト