さて、アナログレコード時代からのお気に入り、LA4「亡き王女のパヴァーヌ」「家路」の2002年、DSDリマスター盤を購入しました。

DSDリマスターってことで期待度MAXでしたが、「家路」は初盤CD(84年、35JD-7)と同等、「亡き王女のパヴァーヌ」は初盤CD(83年、35JD-2)に大負けです(苦笑)
初盤CDはどちらもクオリティはそこそこですが音圧が異常に低く使いづらかったので、DSDリマスター盤購入となったわけですが、想定外の結果となってしまいました。
まずアルトサックス、フルートの音がガサガサして歪っぽく、シンバルはやたらシャカシャカするだけで繊細感がないせいか、ウエストコーストの晴れ渡った爽やかさが感じられません。
どうやらDSDリマスター盤は音圧が上がることと引き換えに多くを失ってしまったようです。
「DSDマスタリング」という優れたフォーマットですが、扱うエンジニアによってはフォーマットの良さを発揮できないということになるのかな。
それともリマスター時に使う再生システムの問題でしょうか?

初盤CDにはマイク、エコーマシン、リミッター、ミキシングコンソール、モニタースピーカー、モニターアンプがプリントされてますが、コレは録音時のモニターシステムかな。
いずれにしても、初盤CDもDSDリマスター盤もアナログレコードには遠く及ばないので、アナログレコードをお持ちの方は大事にしたほうが吉かと思います。
※オマケ
初盤CDとDSDリマスター盤の特性比較
