
純正の各種バスレフ箱を一通り聴いてから持ち込んだDDBH箱(DDBH-10-FERMENTO)を聴きましたが、あらら〜元々低域エネルギーが多い箱なので床が鳴ってしまいます(笑)
そこで、自作ハイブリッドインシュレーターの登場!!!

ぉぉ、、、インシュ構造が効いてか床鳴りがピタッと収まりました。
ま〜この床鳴りは想定内でして、一般木造住宅のフローリング強度はこんなもんです。
これでオリジナルインシュの性能がフィディリティム試聴室でも実証された訳です(爆死)
ってことで改めて聴き比べてみますと、同じユニット(Pluvia Seven)なのにまるで違うユニットのような鳴り方です。
あれま〜、、、これは困りましたね〜;;;
どうやら今回試聴に使った「NC7M_MP」に取り付けられていたPluvia Sevenの「エージングが済んでない」ことが原因みたいです。

そんなコンナで同一条件での比較は出来ませんが、、、
「MAOP7、MAOP10、Pluvia7+各バスレフ箱」と「Pluvia7+DDBH箱」での大まかな印象で比較して見ます。
バスレフ箱は帯域バランスが良く、特に中高音が綺麗に鳴ります。
低域は必要十分な質感&量感があり、程良く締まってタイトな印象。
さらに音量を上げていっても歪っぽくならないのは見事です。
ただスケール感は程々なので、オーケストラを雄大に鳴らすのは難しそうです。
DDBH箱は雄大に伸び伸び鳴るのが特徴です。
バランス的には低域がやや強めで、高域に若干ピークを感じます。
低域過多は試聴室の「極端に縦長な形状」がホーン低域に影響してるのかもしれません。
また「箱の強度が低い」「吸音材未使用」の影響か、音量が上がると雑味、歪感が顔を覗かせます。
其の分、小音量でも鳴りっぷりが良くスケール感を出しやすいってのはありますけどね。
といった感じで、文章ではチト大袈裟な表現になりますが、実際には聴感で好みが分かれるくらいでしょう。
いずれにしても、どちらの箱も結構ハイレベルな出来だと思われます。
個人的には、、、
北欧系ジャズ、室内楽、独奏曲等をさり気なく鳴らすならバスレフ箱。
50〜60年代ハードバップ、大編成オーケストラをガッツリ鳴らすならDDBH箱。
かな〜と思います(笑)
最後に、DDBH箱の優位性をブッコいておきます(爆)
まずイチバン大きいのがバスレフなどに比べ低域をしっかり出せることですが、開口部断面積を変化させることで「量感重視」「伸び重視」「バランス重視」などに対応できます。
また、部屋の特性に合わせた低域コントロールもお手の物、ダクト面積、ダクト長の調整で対応できます。
さらに吸音材を使わないで音を構築できる(背圧の有効利用)ので、効率の良いエコシステムが可能になります。
尚、今回試聴したバスレフ箱とDDBH箱の絶対評価は下図のように感じました。
これは、どんな良い材料を使ってもバスレフ構造では到達できない領域があることを示したもので、主観的な音の好みは一切考慮されていません。

要は、ドチラの箱もまだまだ頂上は遠いぞ〜ってことですね(笑)