今回はメイン試聴室にて「38cm(JBL 4344) vs 10cm(MarkAudio Pluvia Seven)」と「各種真空管試聴」の二本立てになります。
前回のサブ試聴室では音が飽和気味だったので、今回はメイン試聴室に各アンプをセッティングしていただきました。
まずは、JBL38cm vs DIY10cm(笑)

コチラは毎度お馴染み?のネタ対決になりますが、それぞれに一長一短ありまして、好勝負で「引き分け」ということになります。
4344のマルチアンプ仕様は低域控えめなセッティングだったため、10cmフルレンジが善戦しておりました。
流石に低域の圧力、浸透力は遥かに及びませんが、音の広がり、奥行き感、三次元定位は小口径の良さが窺い知れました。
引き続き、球アンプの試聴がてら録音になります。
■試聴アンプ
@MingDa ASC-845J

AYAQIN T-6P3P

BMingDa ASC-1215KT

の3台。
■他の試聴機材
真空管CDプレーヤー(Concert Master ASC-1420CD)
↓RCA接続
各真空管アンプ
↓2スケアVCTF
DDBH-10-FERMENTO(MarkAudio Pluvia Seven、自作DDBH)
■録音はTASCAM DR-07mkII(AB方式、16bit,44kHzでピークリダクション録音)
録音ポイントはスピーカーから55cm。
■MingDa ASC-845J
10cm一発とは思えないようなスケール感を出してきます。
低域の押し出し、エネルギー感も申し分無し。
さらにヴォーカル、管楽器が生々しく質感も一級品。
ただ、高域がチョイ荒く伸びも弱いので、高音が中低音に負けてる感じがします。
■YAQIN T-6P3P
癖の無い素直な音なんですが、ドキッとする音も出してこない(笑)
上級機と比べて低域は制動が甘くキレがイマイチですが、高域は繊細で肌触り良し。
所謂「真空管の良さ」を低価格で味わうにはベストチョイスと思います。
値段を考えれば十分すぎる音質ですが、低能率スピーカーでの大音量は無理(笑)
■MingDa ASC-1215KT(KT120)
KT120は全体的に大らかな鳴り方で、安心して聴ける懐の深さがあります。
低域は845ほどではないが量感、キレも十分。
高域は良く伸びてキレもあるが、その分、弦楽器の響きがチョイ硬目かな。
球をKT150に差し替えれば弦も滑らかなるので音楽ソースに合わせて楽しめそうです。
ということで、第2弾も無事終了しました。
メイン試聴室での試聴に快く応じてくださった遠藤さまに心より御礼申し上げます。