@ホーン鳴きが目立つ
A低音の締りが悪い
B低音が遅れて出てくる
等々、悪い面が目立ったりしますが、ダンプダクトを使うと「貧弱ユニット+バックロード」の弱点が軽減されます。
ダンプダクトは調整次第で色々な変化があらわれますが、、、
@低域の量感が変化
A低域の締まり、キレが変化
B低域の遅れ感の変化
Cホーン鳴き、特定音域の強調感の変化
D全域での質感の変化
E無音時の静寂感の変化
などがあります。
尚、バックロードは構造上ホーンの長さ分「低音が遅れて出てきます」が、ダクトの調整次第で「全く遅れのない低音」を聴くことができます。
また、ボックス全体で二重に制動が掛かり、二重に圧縮された音が加速して放出されるので、さまざまな効果が現れます。
サブタンク付きの空気入れ(スピーカーと違って一方通行ですが)をイメージすると動作が分かりやすいと思います。

そう言った話を聞いても、説明図を見ても、信じられないと思いますが、、、
これはもう、実際に聴いてみないと分からないと思います。
はい、そこで10cmフルレンジ用の実験箱です。
15mm三六板1枚で2台分取れるエコ仕様で、板材はラワン合板、MDFで十分です。
ダクトを付けなければ普通のバックロードになりますし、前面開口、背面開口も選択できます。
ダンプダクトの調整幅も広いしBHとの比較も出来るので、この箱があれば長いこと遊べます(笑)
■DDBH-10EX【実験箱】設計図

■DDBH-10EX【実験箱】板取り図

■推奨ユニット
(開口を100φにしておけばFOSTEXの93φのユニットがギリギリ使えます)
駆動力が程々に弱いユニットのほうが、効果が分かりやすくなります。
MarkAudio CHR-70v3
ParcAudio DCU-F121W
TangBand W4-1320SJF
Fostex FE108EΣ
Fostex FF105WK , FE103En
等、10cmユニット全般(笑)
勿論、ステレオ誌2015年8月号付録ユニット「Fostex P1000」やFostexの限定ユニット「FE103-Sol」なども良さそうです♪