2015年02月15日

自作インシュレーターの制振性能は?

自作インシュ有り無しの特性を測っても差は無いし、音の差を言葉だけで表現しても説得力が乏しいのです。
生で聴いてみれば一目(聴)瞭然なんでしょうが(笑)

いろいろ考えて、仏具の「おりん」に辿り着きました(爆死)

ってことで、三点支持のおりんで音が止まるまでの時間を比較しました。

original-insulator-03.jpg
検証したインシュ色々と「おりん」

orin-tokusei-02.jpg
おりん単独の周波数特性。
基音が700Hzで、2kHzちょっと下の共振音が最後まで残ります。

■おりん(173g)の消音時間比較
各5回の平均値で長かった順に、

●耐震ゲル=56秒
●コルク=44秒
●発泡スチロール=40秒
●インシュレーター無し=38秒
●10円玉=28秒
●木柱=20秒
●TAOC鋳鉄インシュ=15秒
●純鉛塊=13秒
●自作インシュ=8秒

という結果になります。
自作インシュは逃振効果、吸振効果が高いので予想通り最短時間で鳴きやみました。
実際に音楽を聴いてみても、異次元の静寂感、躍動感、実在感に圧倒されます。
音の好みを別にしても、「メーカー製のインシュレーターでは聴けない音」が聴けます。

尚、耐震ゲルや無反発ゴムなどは振動吸収効果が高いと言われてます。
が、実際に効果があるのは「衝撃吸収(物質を落とす等)」「低周波域の振動吸収(約100Hz以下)」などに限られるようです。
基本的にソフト系のインシュレーターは『オーディオ的に耳に付く帯域の吸収効果は少ない』と考えて良さそうです。
posted by masamasa at 09:04| 自作インシュレーター