2019年12月17日

OM-MF519用のVBH、BHBS、DDBH各ボックスを比較してみました

ブログ・ハイエンド自作スピーカーさんにOM-MF519用の図面がありましたので、データをお借りして小澤式VBH、石田式BHBS、白土式DDBHを比べてみたいと思います。
尚、小澤式VBH、石田式BHBSは聴いたことがありませんので、あくまでも数字上の比較になります(笑)

■オントモムック掲載の小澤式VBH
Ozawa-VBH.jpg

■石田式BHBS(ブログ掲載ボックス、18mm集成材使用のため、外寸が大きめです)
Ishida-BHBS.jpg

■白土式DDBH(小澤式VBHと同じ外寸で設計しなおしたものです)
Shirato-DDBH.jpg

■三方式のデータ比較
BH-hikaku.jpg
空気室容積は石田式が2Lで、他2方式の2倍以上になっています。またスロート面積、開口面積も大きめです。
ダクト面積は小澤式と石田式がユニット振動版面積と同等、白土式は振動版面積の150%以上が基準になっていますので大き目です。
ダクト長は大きな差はないようです。
三方式を比べてみると石田式と他2方式はかなり差があるようです。
内容積が大きく、ダクト面積は小さめでダクト長が長いので低域のレンジが広そうです。また空気室容積が大きいので高音の伸びも良さそうですね。
小澤式と白土式はスロート面積とダクト面積以外は同等と考えてよさそうで、音的にも大きな差はないかもしれません?

音的総評予想としては、、、

バックロード寄り=白土式DDBH ≧ 小澤式VBH > 石田式BHBS=ダブルバスレフ寄り

といった感じになると思われます。
posted by masamasa at 17:54| 自作スピーカー