2019年10月31日

バックロードホーンの終着点〜SDDBH(スタガー・ダンプダクト・バックロードホーン)

これまでバックロード系のボックスを色々と作ってきましたが、設計のしやすさ、作りやすさ、低コストを考えると特性の違う2つのホーンの出口にダクトを付けたSDDBHがバックロードの終着点という気がしてきました。
3ホーン以上のダンプダクト化の可能性は無限大ですが、設計製作の難易度も無限大なので先が見通せません。
私のような素人が作るんであればSDDBHが最適と考えます。

ってことで、改めてSDDBHのインピーダンスを録ってみました。
青線が5cm-SDDBH、赤線が10cm-SDDBHの特性です。
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インピーダンス特性は山谷が密で複雑に入り組んでおり、ホーン、共鳴管、バスレフといった要素が複合動作していることが読み取れます。
1つの箱に多くの要素が含まれているので、ユニットに合わせて最適な設計をし、部屋の特性、個人の好みに合わせた調整、使いこなしが出来れば頂点クラスのパフォーマンスが可能になると思われます。

尚、ダンプダクトやデュアルホーンには否定的な意見もありますが、最後に上から目線で言っておきます。

頂点クラスのSDDBHを聴かずしてバックロードを語るなかれ!!!

このようなセリフ、一度言ってみたかったんだよね〜(笑)
posted by masamasa at 10:45| 自作スピーカー

2019年10月29日

第14回宇都宮手作りオーディオ会のお知らせ

2019年11月23日(土)に宇都宮手作りオーディオ会が開催されます。

私は、6cmフルレンジ(SPK audio / F02P-4)+SDDBH箱(SDDBH-B05R-HAD)で参戦予定です。
SDDBH(スタガー・ダンプダクト・バックロードホーン)を聴いたことがある方は殆どいないと思います。
構造的には、パラメータの違う2つのホーンの出口にダクトを付けたエンクロージャになります。
F02P-4は6cmフルレンジとしてはXmaxが±2.5mmと大きく、DDBH系の箱との相性はバッチリです。

■BOX外観とユニット仕様
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■ホーンイメージと内部構造
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■BOX設計図&板取り図
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■SPK Audio F02P-4(BOX:SDDBH-B05R-HAD)で聴くD〜noon / TILL THERE WAS YOU
posted by masamasa at 10:07| イベント(試聴会、オフ会等)

2019年10月12日

自作USBケーブル第3弾〜上流2ポート下流1ポート・信号、電源完全分離型USBケーブルの製作(難易度高め)

いろいろ試してみましたが、信号、電源完全分離型が方式としてのゴールになりそうです。
素材(電線、コネクター)的にはまだまだ上に行けそうですが、通常使用なら今回のケーブルで必要十分と思います。

■上流2ポート下流1ポート・信号、電源完全分離型USBケーブル
信号線:オーナンバONB(0.5スケア4芯、編組シールド、赤線未使用)
電源線:オーナンバO-FLEX(0.5スケア2芯、編組シールド)
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■完全分離型と分離型の違いは?
基本的に同じですが、信号線はデータ(+)、データ(−)、電源(−)の3線を繋がないとPCが認識できませんので要注意。電源線は電源(+)、電源(−)の2線だけでOK。
シールドは信号線は両端、電源線は上流(A端子側)のみ結線します。
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■信号線ステータス
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■電源線ステータス
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■DC5V電源
DC5VのUSB出力があれば使えます。
写真は、スマホ用電源アダプター(AU、DC5V、1A)と汎用USB電源アダプター(I-O DATA、DC5V、1.5A)
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ちょいと聴いた感じ、音質的に大きな差は感じませんでしたが、PCの動作は安定します。
例えば、連続スキップしても、音切れ、動作の遅延が無くなりました。
普通の使い方なら、差は感じないと思うのでコストパフォーマンス的には微妙な感じかな(笑)
posted by masamasa at 14:13| 自作オーディオ

2019年10月08日

たかがUSBケーブル、されどUSBケーブル(笑)〜自作USBケーブルの性能は?

USBケーブルを作った後で導通をチェックするのがメチャクチャ面倒なので、USBケーブルチェッカー(USB Cable Checker 2)を導入しました。
このチェッカーは、導通チェック、抵抗値測定、他にもいろいろと使えて便利そうです。
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ってことで、自作ケーブルと手持ちのメーカー製ケーブルの『GND線-VBUS線間の合計抵抗値』(コネクタ部接触抵抗含む)を測定しました。
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■測定結果/GND線-VBUS線間の合計抵抗値(単位はミリオーム)

・自作2.5m=337mΩ
・自作1.0m=264mΩ
・自作1.0m(信号、電源分離)=210mΩ
・自作0.25m=188mΩ
・NFJ製0.25m=389mΩ
・Topping D10付属品1.0m=750mΩ
・エレコム製2.0m=440mΩ


といった結果ですが、各ケーブル2回測定して低い値を採用してますが、Toppingだけ値が異常に高いので4回測定した最低値になってます。
抵抗値だけで音質が変わるわけではありませんが、Topping D10で比較した場合、純正ケーブルと自作ケーブルでは音質に大きな差があります。
D10で純正ケーブルをお使いの方は、オペアンプを交換する前にUSBケーブルを見直したほうが幸せになれるかもしれません。

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posted by masamasa at 12:02| 自作オーディオ

2019年10月06日

第13回・宇都宮手作りオーディオ会に行ってきました♪

約1年ぶりでしょうか?
ひでじさん主催・手作りオーディオ会に参加してきました。
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ってことで、簡単にレポートを(笑)

■ひでじさん:自作LM3886アンプの電源による音質の違い
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スイッチング電源とアナログ電源の聴き比べですが、なかなか聴き分けが難しい。
今回は2WAYスピーカーを使いましたが、フルレンジのほうが聴き分けしやすいかもしれませんね。

■ひでじさん:OmniMicによるスピーカー測定のデモ
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こちらは、私がリクエストしていたプログラムです、ひでじさん有難うございました♪
短い時間なので使い勝手までは分かりませんでしたが、特性表示のスムージングが結構強いので私の環境だと微妙な感じ。
ひとまずオムニマイクの導入は保留ってことにします(笑)

■amk**mjmさん:マークオーディオ8cm(OM-MF5)ダブルバフレフ
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結構大きめなダブルバスレフなのでスケール感たっぷり、堂々とした鳴りっぷりで8cmイッパツとは思えない出音でした。
低域が伸びてる分、低中域で弱い部分が出来るようで音源との相性が少々ありましたが、そこいらが克服できればさらにもう一歩上に行けそうですね。

■masaさん:測定用スピーカー(ロジャース)&自作5811csppアンプ
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友人宅の倉庫に眠っていたスピーカーだそうですが、ROGERS LS3/5Aでしょうか?
長いこと眠っていたせいか本調子には一歩二歩達していなかったかもしれません?
といっても、もともと美音系のスピーカーなので素敵な音を出してました。
あれっ、スピーカーばかりに気を取られてアンプのことよく聞いてませんでした(をぃ)
あらためて写真を見ると球はTung-Solの5881ですね。ウチのKT120もTung-Solですが5881も良い音が出そうですね(笑)

■Bobさん:Sample Rate Converter 発振IC交換聞き比べ
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いや〜、こちらも聴き分けが難しい!!!と思ってたら、手違いで切り替えが上手くいってなかったようです。
Bobさん、次回に期待しておりますよ(^^)

■buhibuhiさん:OM-MF519 後面解放スピーカー 2.1chシステム
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バッフルを大谷石で仕上げた素晴らしいスピーカーです!!!
後面解放ってことですが、背面は不定形の大谷石と吸音材を使用しています。
そのせいか平面バッフルとは一味違う鳴り方をしますね。


以上、簡単にレポートしてみました。

主催のひでじさん、参加された皆さん、素敵なオフ会ありがとうございました♪


【追記】
「無線とオーディオ」ブログの8EZLさんの録音データをひでじさんに頂いたので、一部をYouTubeにアップしました。


■園まり「何でもないわ」


■アル・ガロドロ「サマータイム」
posted by masamasa at 11:51| イベント(試聴会、オフ会等)

2019年10月01日

自作USBケーブル第2弾〜両端1ポートタイプ・信号、電源分離型USBケーブルの製作(難易度やや高め)

2芯シールド線を使い、信号と電源をそれぞれシールドしてみました。
使用線は「オーナンバ O-FLEX MIC CORD(2芯、編組シールド、0.5スケア)」

作り方は前回記事と同じになります。

■皮をムキムキ
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■2芯ですので色分けが赤と白だけになり間違えたら大変。マジックの緑、黒で目印を付けました。
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■収まりが悪いので糸で縛ります
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■非常時用に絶縁テープ
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■カバーをつけて補強
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■編組チューブと熱収縮チューブで仕上げます
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さて、次は入り口2ポート、出口1ポートタイプ・信号、電源分離ラダー型USBケーブルでゴールしたいと思いますが、何時になりますやら(笑)
posted by masamasa at 16:26| 自作オーディオ