同軸ケーブルの直径は約2.5ミリとかなり細いので、内部導体も細い(おそらく0.2〜0.3sq位)と考えられます。
(マルチョウさん、プラクトサウンドさんの見解は「太いケーブルは歪が多いので不可」ということです)
また、ラダーケーブルにはクセが無いので、音が痩せる、低音が出ないといった症状はアンプ本来の性能が出たということになるようです。


それでは我が家のデジタルアンプが可哀想なので、自作に踏み切りました!!!
自作に使ったケーブルは直径4.6ミリで、内部導体は1.25sqと一般的なSPケーブルとして必要最低限な太さです。
なんやかんやで苦労してラダー型ケーブルを完成させましたが、エージングも進み更に良い感じになってきたので、純正ラダーケーブルで不満があったソフトを色々聴いてみました。
特にプロコフィエフ/交響曲第3番(元ネタはオペラ「炎の天使」)は、純正ラダーではおどろおどろした所の無いサッパリ風味の「炎の天使」でしたが自作ラダーに変えて激変しました。

純正ラダーケーブルは歪感が非常に少なく美音を奏でます。が、音に力が無く低音の重量感、厚みが少ないせいか恐怖感、緊張感、不安感などが表現しきれないようです。
これはプロコ3番のようなスリリングに展開する構成には致命的で、全然スリルを感じません。
ところが自作ラダーケーブルで一変、見事なまでなスリル&サスペンスが展開されます。
これはもう後戻りできなくなりました(笑)
マルチョウさんもプラクトサウンドさんも色々な電線を試して細い線に行き着いたのでしょうから、1.25sqの音も聴いているはずです。
おそらく私とは音の好みがカナリ違っているのでしょうね。
改めて、好みの差は埋めようが無いと感じました。
※masamasa式8段ラダー型スピーカーケーブル(6m)の概要
[1] 標準的な8段ラダー構造
[2] 芯線の太さは必要最低限な1.25スケア軟銅より線
[3] 芯線無切断構造(メーカー製は切断有)
[4] シース&内部絶縁材不均等分割絶縁構造
[5] メッシュチューブ不均等分割絶縁構造
[6] ハシゴ線結線部、シールド線結線部、バナナ端子結線部は圧着後ハンダ付け(メーカーさんはハンダ付け後の圧着を推奨)