2018年09月06日

"MarkAudio MAOP7 + DDBH-B10F-7MS" のf特測定

DDBHとの相性がイマイチなAlpair7MSには元箱に戻ってもらい、MAOP7を取り付けてみましたが、、、
思いのほか良い音を出してます。

MAOP7+DDBH-B10F-7MS-09.jpg
ってことで、ダクト面積を好みに調整して測定してみました。
ダクトは76.5cuで振動板面積の1.53倍になりました。(1.5倍はDDBHの標準値)

■MAOP7 + DDBH-B10F-7MS【周波数特性、軸上1m】
MAOP7-F-response.jpg
Alpair7MSでは5k〜10kHzがガクンと落ち込んで高音が不足しましたが、MAOP7は5k〜10kHzはほぼフラットで10kHz以上の音圧が随分と高くなっています。
この特性だと耳にキンキン来そうですが、聴感では気になりません(笑)
低音については箱サイズが小さいので期待してませんでしたが、量感、伸び、質感ともソコソコです。
もっとも箱サイズが小さい分ドンシャリモデルの「DDBH-10-FERMENTO」(W.215xH.450xD.340mm)、入門モデルの「DDBH-10F」(W.200xH.445xD.340mm)に比べて低音の量感、伸びは負けてます。
ただ、DDBHとしては低音控え目ですが「バスレフでは逆立ちしても出せない低音」くらいには出てます(爆死)


それにしてもAlpair7MSは勿体無い、DDBHとの相性が悪い低音は仕方ないとしても、高音はモ〜チョイ何とかなったでしょうよ。
中域の質感がMAOPと同等なだけに、「パワーが入らない」「高音不足」が非常に残念です。
もっとも「小音量〜中音量のデスクトップユースに最適なユニット」であることは確かです。

そんなこんなですが、、、マークさん、次期モデル期待してまっせ〜(^^)
posted by masamasa at 20:18| 自作スピーカー

2018年09月04日

Alpai7MSは低音耐性に要注意!!!

まず、お詫びと訂正です。
昨日の記事の最後に「底突き動画」を貼りましたが、間違って電球リミッター(12V、10W、1Ω〜∞)使用時の動画をアップロードしていました。
Alpair7MS-11.jpg
お詫びして訂正させていただきます。

以下が本来のリミッター未使用動画です。

■Alpair7MSは低音耐性に要注意!


さて、検証に使った音源はアンドレ・プレヴィンの「ス・ワンダフル」です。
Alpair7MS-12.jpg
上画像をみると60Hz〜120Hz付近の音圧が高くなってますが、50Hz以下の音圧はかなり低くなってます。
50Hz以下の再生は小口径フルレンジの鬼門になっていますが、この程度の音圧なら問題ないはずなんです。
実際、Alpair5では電球がピカピカ光りまくっても底突きしませんでしたが、Alpair7MSでは時々光る程度でも底突きしてしまいます。
ぅ〜ん、これは困りました。ど〜しましょうかね〜(悩)
posted by masamasa at 17:19| 自作スピーカー

2018年09月03日

DDBH-B10F-7MSの開口部特性とインピーダンス特性♪

昨日は自治会主催の敬老会と地元プレミアム商品券の購入でバタバタしましたので、本日はマッタリモードです(^^)
敬老会対象者240名のうち参加者70名、子供会、磯節保存会の出し物があったので我々スタッフ込みだと総勢120〜130名の盛大な催しでした。

Alpair7MS-09.jpg
さて、ユニットと箱が馴染んで大変良い感じになってきました。
で、開口部のf特性とインピーダンス特性(笑)

■Alpair7MS+DDBH-B10F-7MS【開口部周波数特性】
Alpair7MS-06.jpg


■Alpair7MS+DDBH-B10F-7MS【インピーダンス特性】
Alpair7MS-07.jpg

ダンパーレスのAlpair7MSではコーン制動が効きにくいと思われたので、量感や低域レンジを欲張らない設計をして、予定通りの箱が出来ましたが、、、
ユニット自体の低音耐性が想定した以上に低かったようです。
重低音以下の音圧が高いと簡単に底突きしてしまいます。
DDBHの性質でコーンの振幅が大きくなってしまうので、やはり相性は悪いようです(苦笑)

■Alpair7MSはf0以下の低音耐性に要注意!!!
posted by masamasa at 13:43| 自作スピーカー

2018年09月01日

可もなく不可も無し、かまぼこ特性の静かな出音〜Alpair7MS+DDBH-B10F-7MS

今回のAlpair7MS専用箱は見事に狙い通りの音が出てくれました!!!
Pluvia Seven+DDBH-10-FERMENTOとは対照的な音で、今まで五月蝿く聴こえていた曲が良い感じなったり、古い音源の雑音が気にならなくなったり、、、全体的には大人し目の出音です。
10cmDDBHとしては推奨値最下限のサイズですが、ユニットと箱のバランスは良い感じ。
低域は予想以上に出ているようです。

■DDBH-B10F-7MS外観(W.194xH.420xD.324mm)
DDBH-B10F-7MS-03.jpg

■Alpair7MS+DDBH-B10F-7MS周波数特性(軸上1m)
Alpair7MS-F-response.jpg
300Hz付近と12kHzのピークを除くと良い感じのカマボコ型になっています。
150Hz以下は予想より良い形ですが、試聴での低域の質感はMAOP7、Pluvia7より劣ります。
問題は5kHz〜10kHzの落ち込みで、高域が弱く聴こえる原因と思われますが、ユニット自体の問題なので対処できません。

Alpair7MSはアンプを選ぶ、音源も選ぶ、、、困ったユニットです。
使用機材、使用環境、再生音源等で良くもなったり悪くもなったり、ユニットの性質をどのように捉えてよいか分かりません(苦笑)
posted by masamasa at 17:39| 自作スピーカー