
左がAlpair7MS、右がMAOP7。正面は殆んど一緒です。
まず、簡単にAlpair7MSの特徴を。

何と言っても、ダンパーレスってのが最大の特徴になります。
Alapair5では「シングル・サスペンション」と読んでましたが、Alpair7MSになって「モノ・サスペンション」に変更されたようです。
駆動系の外観も変わってますが、おそらく基本構造から大幅に変更されたのでしょう。

もう一つが、ネガティブキャンバーコーンの採用。
コーン自体の奥行きが浅くなって平面に近づきました。
見た目の奥行きはMAOP7の約半分といったところです。
このコーンで十分な強度、耐久性が得られるのか非常に心配ではあります。

最大の進化は+−の極性表示。
以前は探してもなかなか見つかりませんでしたが、Alpair7MSでは極自然に目に入ってきます。
日本じゃこ〜いったトコは大事なのよね〜(笑)
マークさん、やっと学習してくれたようです(爆死)
さ〜て、肝心の音は?
「MarkAudio Alpair7MS」を「DDBH-10-FERMENTO」に取り付けて視聴してみました。
約8時間のエージングでそこそこ良い感じになってきました。
方向性としてはMAOP7に近く、嫌な音は出さないタイプでアコースティック系が得意でしょうか。
同じダンパーレスのAlpair5(高音寄り)とはキャラが違い、中低音寄りの音調。
ただ、現時点でのコストパフォーマンスは微妙な立ち位置です。
10cmクラスのコストパフォーマンス比較では、、、
Pluvia Seven > CHR-70V3 > Alpair7MS ≧ Alpair7 > MAOP7
PluviaとCHRはオールマイティー系、Alpair7MSとMAOP7はハイクオリティ美音系でキャラが違うので迷うことはなさそうです。
MAOP7と7MSはキャラが被るのでMAOP7の存在が微妙な感じではあります。
値段を考えたらMAOP7よりAlpair7MSに食指が動きます。
※2018-09-12追記
Alpair7MSでイロイロ試してみましたが、何とも使いこなしが難しい。
パワーが入らない。元気が無い。高音が弱い。
、、、がマイナス点で、コストパフォーマンス比較の修正です。
■マークオーディオ10cmメタルコーン・ユニットのCP比較■
Pluvia Seven > CHR-70V3 > Alpair7 > MAOP7 ≧ Alpair7MS
となりますが、まだ変化する可能性もあります。