2018年01月20日

“省スペース・非省エネなメーカー製サブウーファー”と“省エネ・非省スペースなAS-DDBH方式サブウーファー”

メーカー製パワード・サブウーファーとAS-DDBH方式パッシブ・サブウーファーを比較してみます。

メーカー製ウーファー(密閉式orバスレフ式)とAS-DDBH方式では低音の取り出し方に大きな違いがあります。
メーカー製はウーファー口径に対して小さい箱を使うので低音が出にくくなります。そこで適切にイコライジングして必要な低音を取り出しますが、変換効率が悪くなるので大パワーが必要になります。
(メイン10Wに対してウーファーには100W必要になったりすることもあるようです、、、笑)
一方、AS-DDBHは工夫した箱で低音を増幅、中高音を減衰させています。
変換効率は高くなりますが、どうしても箱サイズが大きくなってしまうのが大きな欠点です。
逆に、専用アンプ不要、ローパスフィルター不要という点が大きなメリットになります。
woofer-Comparison-01.jpg

ところで、最近は各メーカーとも周波数特性を公開しないことが多くなってますが、サブウーファーもフォステクスくらいしか公開していないようです。

■FOSTEX CW200BとDDBH-PSW100の特性
CW200B-PSW100.jpg

個人で測定したデータがないかと探してみると、海外サイト(https://audio.com.pl/)で実測値を見つけました。
■YAMAHA NS-SW700とB&W ASW610の特性
SW700-ASW610-tokusei.jpg

ボックスサイズを比較してみると、、、

CW200B / W.300xH.320xD.370=35.5L(20cm)
DDBH-PSW100-rev2 / W.200xH.675xD.350=47.3L(10cm)
SW700 / W.406xH.445xD.406[台形]=58.0L(25cm)
ASW610 / W.310xH.310xD.375=36.0L(25cm)
  ※()内はユニットサイズ

となり、AS-DDBHはユニットに対して箱がかなり大きくなります。
肝心の音質ですが、、、
これはもう聴き比べてもらうしかないと思いますが、FAPS試聴室のサブウーファー(AudioPhysic LUNA)とAS-DDBHでは一長一短と感じました。
コストパフォーマンスに関してはAS-DDBHの圧勝です(キッパリ)
材料費1台5000円でコレだけ低音再生能力の高いサブウーファーは御目にかかったことがありません(自画自賛、、、爆死)
posted by masamasa at 17:12| 自作サブウーファー

2018年01月17日

サイドプレス・テンイチ(.1)・プロジェクト試聴&構想編♪

さる14日(日曜日)、FAPSさん試聴室に自作サブウーファー(DDBH-PSW100-rev2)を持ち込んで試聴&検証してきました。
SW-mount-02.jpg

結果、メーカー完成品90dB/w.mの17センチ2WAYスピーカーでも4〜8Ω程度の抵抗を噛ませれば十分なサブウーファー効果が得られました。
84〜87dB/w.mなら単純に並列接続、83dB/w.m以下ならウーファー側を適当に落としてやればバランス良く繋がると思われます。

ってことで、DDBH-PSW100-rev2くらいの容積を確保しつつスタンド内部に収納可能なサイズを目指して設計を進めます。

まず問題になるのが設置方法で、スタンドに乗せるか、独立して設置するかです。
『サイドプレス本来の性能を維持しつつ、耐震安定性の向上、リスナー後方音場の拡大を図りたい』ので設置スパイク固定用ナット部の4点支持を試したいと思います。
が、上手く行くかどうかは謎なので、上手く行かなかった場合は独立設置になります(笑)

まずは、SKY用の4点支持マウントベース
SW-mount-01.jpg

続いて、ウーファー本体
SW-mount-03.jpg

、、、といった感じですが、まだ設計途中なので板取り次第で変更が出てきます。
基本的に、12月〜2月の木工作業はお休みなのでジックリ進めたいと思います。

その前に、サイドプレス標準セッティングのスパイク部周辺、スピーカー固定部が気になるのでイロイロ実験したいと思います。
さ〜て、どうなりますやら〜(笑)
posted by masamasa at 20:18| 自作サブウーファー

2018年01月11日

ネットワークレス2WAYスピーカー(Fullrange + Sub-Woofer)検証用アッテネーター兼リミッター(笑)

インピーダンス調整用なら固定抵抗で十分ですが、小口径フルレンジは耐入力が低く直ぐ壊れるので保険でリミッターを掛けたほうが吉です。
以前は個別に電球、抵抗を使って検証していました。
limitter-02.jpg

今回、検証作業の効率化目的で一体型の『リミッター兼インピーダンス調整器』を作ってみました。
limitter-01.jpg

これで、大体のパターンの検証が可能なので時間の節約になると思います。
posted by masamasa at 20:07| 自作スピーカー

2018年01月01日

調和する不協和音〜ビル・エヴァンスとアルフレート・シュニトケの肖像(笑)

昨年は世界のアチコチで不協和音が目立ちましたが、今年は赤鬼さんも赤豚さんも皆さん仲良くしていただきたいですね。
不協和音というと、モード系ジャズピアニストのビル・エヴァンスと現代音楽作曲家のアルフレート・シュニトケが思い浮かびます。というか私の好きな演奏家、作曲家ということになりますが(笑)

ということで、今年の聴き始めはエヴァンスとシュニトケです。
そのなかでも『調和する不協和音』の聴ける「Pease Piece」(Bill Evans)、「Piano Quintet(2nd Movement)」(Alfred Schnittke)は大好きです。
evans-schnittke.jpg
私的には共に、ジャズピアノのベストワン、ピアノ五重奏曲のベストワンです♪
posted by masamasa at 10:38| 音楽ソフト