2016年11月27日

そろそろ本気で『趣味のエコノミック・オーディオ』について考えてみよう♪-其の1

巨大地震、異常気象、温暖化等々、、、明日は何が起こるか分からない。
、、、と心配で夜しか眠れない状態ですが、少しでも地球に優しいオーディオ生活を送りたいもんです(笑)

オーディオ業界においては、省エネは全く蚊帳の外で、、、
スピーカーはますます低能率化してきてるし、AVシステムは更なる多チャンネル化で消費電力も鰻登り。
唯一、アンプのデジタル化が省エネに貢献しているようですが、、、
低能率スピーカーが足枷になってるんじゃないでしょうか。

一昔前には能率90dB/W(m)以上のスピーカーはざらに有ったのですが、今現在は極少数派になってしまいました。
アンプの高出力化とスピーカーBOXの小型化の影響が大きいんでしょうかね。

ってことで、、、

懐にも環境にも優しい『趣味のエコノミック・オーディオ』の提案です。

まず何といってもスピーカー!!!
能率95dB/W(m)以上のスピーカーを使いましょう。
といっても、現在市販されてるコンシューマ製品は片手で数えられるくらいしかないようです。
これは困ったもんです;;;
音源送り出しは「携帯型デジタル音楽プレイヤー」「省エネ系パソコン」など低価格&低消費電力製品。
アンプは低価格&低消費電力のデジタルアンプ。

といったところですが、、、、
低価格で能率95dB/W(m)以上のスピーカーは入手が難しそうです。
そうなると、自作するしかありませぬ。

ってことで、20cmフルレンジのスタンダードFOSTEX FE206En用DDBHです。
吸音材不使用のバックロードで背圧を有効利用、能率は96dB/W(m)+1.5dB以上になる筈です。

■DDBH-20-ECO(20cmフルレンジDDBH)【設計図】
15mm三六板2.5枚=2台分のエコ仕様。
SPユニット+安物パーツ+ラワン合板(カット代込、仕上げ無)で2台分3.5諭吉で収まります。
DDBH-20-ECO-01.jpg

■DDBH-20-ECO【板取り図-1】
DDBH-20-ECO-02.jpg

■DDBH-20-ECO【板取り図-2】
DDBH-20-ECO-03.jpg

しか〜し、、、「20cmクラスはデカ過ぎる!!!!」
もっと小さい箱となると、チョイ能率は落ちるけどFE126Enくらいしか選択肢がありませんね。
ぅ〜ん、、、困ったもんです。。。
Fostex-206En-126En.jpg
posted by masamasa at 13:05| 自作スピーカー

2016年11月16日

安いことはイイことだ(笑)〜『NFJ UPA-152J MkU』パワー不足だけどハイクオリティ&超省エネな「USBバスパワーDACデジタルアンプ」

NFJ UPA-152J MkUは「趣味のローエンドオーディオ」としては最底辺クラスになります(笑)
デジタルアンプというと輪郭を強調したアニメチックなイメージがありますが、本機はかなり自然な表現でデジタルっぽくありません。
全体的には、ややソフトタッチで刺激がチョイ足りない感じですが、イヤな音を出さないのでニアフィールドでの使用にピッタリ。
特にヴォーカルの質感はなかなかグッド。サ行も自然で聴きやすいですね。
NFJ-11.jpg
ちなみにメーカー発表の最大出力は「15W×2」ですが、ボリュームMAXだとビビったり歪んだりでマトモに再生できません(3台のPCで確認)ので、実質「1W〜2W×2」くらいです。バスパワーに多くを求めちゃイカン(爆死)
低能率の小型ブックシェルフでの大音量は無理ですが、95dBオーバーの高能率なら大音量も逝けます。

いずれにしてもケース付きの完成品で実売価格2480は超ハイコストパフォーマンスです。
尚、NFJで販売しているスピーカーキットではUPA-152Jの本質は聴けないと思われます。
出来れば10cm中級クラス以上と組み合わせたい感じがします。
例えば、、、
MarkAudio Pluvia Seven
ParcAudio DCU-F121W
FOSTEX FE103-Sol
あたりになると本領発揮できると思います。

■安いことはイイことだ♪-[其の1]〜「NFJ UPA-152J MkII」+「FOSTEX M800」で聴く『noon / That's All』
※「システム総額=¥15,480-」の多機能ローエンドシステム(爆死)

■録音はタスカムDR-07mkII(AB方式、16bit、44kHzで録音)、録音ポイントはSPから65cm。
再生プレーヤーは『AIMP3 ver3.55,build1345(26.03.2014)』
■再生曲
noon / That's All
■使用機器は、、、
ノートPC(Lenovo R61e[76505VJ]、WinXP Pro 32bit SP3)廃棄品再利用

NFJ UPA-152 MkII(USBバス駆動DACパワーアンプ)

FOSTEX M800(BOX:DDBH-85WK)

■安いことはイイことだ♪-[其の4]〜「NFJ UPA-152J MkII」+「ScanSpeak 5F/8422T03」で聴く『noon / That's All』
※「システム総額=¥14,480-」の多機能ローエンドシステム(爆死)

■録音はタスカムDR-07mkII(AB方式、16bit、44kHzで録音)、録音ポイントはSPから65cm。
再生プレーヤーは『AIMP3 ver3.55,build1345(26.03.2014)』
■再生曲
noon / That's All
■使用機器は、、、
ノートPC(Lenovo R61e[76505VJ]、WinXP Pro 32bit SP3)廃棄品再利用

NFJ UPA-152 MkII(USBバス駆動DACパワーアンプ)

ScanSpeak 5F/8422T03(BOX:SS-057BH-W、ダンプダクト仕様)
posted by masamasa at 20:25| ローエンドオーディオの『コツ』

2016年11月03日

可変ダクト型・10cmバックロードホーン(ブックシェルフタイプ)『DDBH-B10F-AD』

何といっても10cmブックシェルフタイプがコストパフォーマン的にはイチバン(笑)
このモデルも15mm三六板x1枚で2台分取れるエコ設計になります。

■DDBH-B10F-AD【設計図】
DDBH-B10F-AD-01.jpg
方式:DDBH(可変ダクトタイプ)
サイズ:W.215xH.450xD.330(mm)
空気室容積:2.1L
スロート面積:42.55cu
ホーン開口面積:231.25cu
ホーン長:150cm
ダクト面積:46.25〜101.75cu
ダクト長:9.7cm
推奨ユニット:10cmフルレンジ全般
推奨振動板面積:45〜58cu

■DDBH-B10F-AD【板取り図】
15mm合板、三六板x1枚=2台分
DDBH-B10F-AD-02.jpg

【要注意】
パーツMNの横幅は0.3ミリ小さい184.7mmになります。
正確にカット出来ない場合は、同寸法(185mm)に切り出し紙ヤスリ等で修正します。
posted by masamasa at 18:16| 自作スピーカー

2016年11月01日

10cmフルレンジで聴くピアノトリオ〜外山安樹子トリオ『nobody goes away(YPM-036)』より「Anywhere but Here」

久しぶりにYPMレーベル(水戸市)のCDを入手しましたので、外山安樹子トリオ『nobody goes away』(YPM-036)から9曲目「Anywhere but Here」を10cmフルレンジで再生、録音しました。
CORTEZレーベルに引き続きの地元ネタになります(笑)
ypm-01.jpg
『nobody goes away』ではカバー曲とオリジナル曲が演奏されますが、オリジナル曲の完成度が素晴らしい。
曲によって中だるみ気味な感じも受けますがジャズとしてもインストゥルメントとしても一級品です。
肝心の音質ですが、小〜中音量だとチョイと楽器間のバランス、帯域バランスが気になります。
全体的にピアノが勝ちすぎている感じで、ベースとドラムスの存在感が薄めかな。
帯域では中高音の線が細いようで、キックドラム等がドスドス響きすぎます。
アナログ録音のような線の太さを出そうとしているような感じもあって、そのためか音が拡散してベースとドラムスは焦点がブレてるようですね。

ところがドッコイ、、、

大音量以上になると俄然本領発揮、、、
中高域の細さも帯域バランスも気にならないほど鳴りっぷりが良くなります。
控え目だったベース、ドラムスも存在感が出てきます。

ってことで、、、

『nobody goes away』は大音量〜爆音で聴くべし!!!

【YouTube】
10cmフルレンジで聴くピアノトリオ〜外山安樹子トリオ『nobody goes away』より「Anywhere but Here」

■録音はタスカムDR-07mkII(AB方式、16bit、44kHzで録音)、録音ポイントはSPから65cm。
再生プレーヤーは『AIMP3 ver3.55,build1345(26.03.2014)』
■再生曲
「nobody goes away」(YPM-036) - Akiko Toyama Trio
Track9:Anywhere but Here
※この音源はYPMレーベルさんの利用許諾を得ております
■使用機器は、、、
自作PC(Win XP home SP3、フルファンレス仕様)
↓(光接続)
KENWOOD DM-9090(DACモード)
↓(自作VCTF2スケアRCAケーブル)
DENON PMA-390IV
↓(VCTF2スケアケーブル)
MarkAudio Pluvia Seven + DDBH-10-FERMENTO(ダンプダクト・バックロード)
ダクト調整有り

オマケ【YouTube】
10cmフルレンジで聴くジャズヴォーカル〜中溝ひろみ『ソング・フォー・ア・スカイ』より「It might as well be spring (春の如く)」
posted by masamasa at 20:19| 音楽ソフト