取り扱い真空管アンプのラインナップは、リーズナブルで入門用に最適な「ヤーキン」、さらに高音質な「ミンダ」が中心となっているようです。
共に中国製ですが、最近の中華アンプは品質が良くなってお買い得感があり、特にデザインはなかなか素晴らしいと思います。
尚、試聴は無料(←ココ大事です、、、爆)ですのでお気軽にお問い合わせくださいとのことです。
試聴室はJBL4344のマルチアンプ駆動システム(大型送信管845シングルアンプ「ASC-845J」を2台使っています)を中心としたメイン試聴室、ALTEC銀箱(604-8G)&各社ブックシェルフと真空管アンプ各種の組み合わせが聴けるサブ試聴室があります。
今回は10cmフルレンジの"DDBH-10WH-U"をサブ試聴室へ持ち込んでの試聴になります。
サブ試聴室

さて、まずは真空管入門用ということで、、、
ヤーキンのローコストモデル「T-6P3P」というモデルを中心に試聴しました。

T-6P3Pは出力が2Wしかないので、低能率(85dB)のスピーカーで十分な音量が得られるかが最大の検証ポイントになります。
いきなりボリュームMAX付近で聴き始めましたが、音量的には全く問題ナッシング(笑)
さすがに重低音の多いソースでは低域の制動があまくなり思わずボリュームを絞りましたが、それでも十分大音量が可能です。
体感的には10W〜15Wくらい出てるように感じました。
中高音はリアルななかにも艶、色気をほんのり感じるサウンドです。
音場は広く、ほどほどの透明感は真空管アンプとしては標準クラスですし、、、
これで芳醇な香りが乗ってくれば申し分ないんですが、入門用としては十分すぎる音質と思います。
フルレンジスピーカーとの相性はバツグンで、これを聴いちゃうと半導体には戻れなくなりそうです(爆死)
ところで、同価格帯にトライオードのルビーがありますが、、、
国産の安心感を買うならトライオード。
純粋に音質で選ぶならヤーキン。
といったところになると思います。
続いて、まだ発売前の機種(ミンダ製、KT120、KT150球)を聴かせて頂きました。

こちらはまだ通電時間が少なくエージング中ということで本領発揮していない感じでしたが、120、150共に持ち味を出してましてエージング後が楽しみです。
現時点では押し出しが強い120押しかな〜、、、鳴りっぷりがイイですもんね〜(^^)
最後にメイン試聴室のJBLを聴かせて頂きましたが、4344のウーファーとアルテックのホーンの変則2WAYとしてはバランス良く鳴ってました。
大型送信管845を使ったシングルアンプ「ASC-845J」の存在感もあって見た目も楽しめるシステムになっていますね。
個人的には高音のキラキラ感がもう少し欲しい感じですが、全体的に圧巻のサウンドで流石のマルチアンプシステムでした。

ということで、代表の遠藤さま、本日はありがとうございました(^^)
新作スピーカーが出来ましたら、再度お邪魔したいと思いますのでよろしくお願いします(はぁと)