出来るだけコストを押さえて、且つ必要十分な音質を追求しています。
使用板材は15mmラワン合板を基本としますが、低コストのMDFでもOKですし、高級なシナアピトン、バーチ合板なら言うことなし(笑)
基本的に三六板(910x1820mm)1枚でボックス2台分取れる設計になってます。
このファミリーは派生モデルを含めると結構な数になりますが、まずはベーシックモデルの「DDBH-10F」「DDBH-10R」を紹介します。
前記事で測定データを提供してくれた「やまもとK」さんがDDBH-10Fの追加データを送ってくれたのでコチラから。

ボックス本体サイズは、W.200xH.445xD.340(mm)になりますが、10cmバックロードホーンが本領発揮するのに必要最小限な大きさと考えています。
このサイズで必要十分な再生帯域(50Hz〜20kHz)を確保するのが一つの目標ですが、音質を落とさずに帯域を広げるのは難しいです。
ここからは、自作仲間が製作したBOXになります。
まずは、A氏製作のDDBH-10F。

コスト重視で15mmMDFを使用しています。
ユニットはMarkAudio CHR-70v3。
エピコン6との比較試聴では、
「勝負の方もいいところいってます!
エピコンは広大な音場+スピード感があります。
ダンプダクトは広大な音場+迫力があります。」
との感想です(笑)
材料費は1.5諭吉ほどなので、エピコンの1/67(1.5%)になりますね(爆)
続いて、B氏製作の「DDBH-10R」

私がオススメしているサイドプレスで使用しています。
ユニットはFostex FE103-Sol。板材はシナアピトン。
バッフルの一部を面取りしてSPフレームと同系色にしたオシャレなボックスです。
B氏は「ALTECの38cmダブルのオールホーンシステム」と比較試聴してくれましたが「38cm2発には適いません」だそうです(笑)
次は、10Fのバージョンアップ版。容積比35%アップモデルです。

見た感じでは分かりにくいですが、横2cm、縦5cmほど大きくなってます。
板材は聞きなれない「白樺合板」。
尚、この箱はC氏が103-Solを使用するため、C氏と私で共同設計しました。
「ALTEC 38cm一発システム」との比較試聴では、「勝てはしないが良い勝負、10cmとしては十分すぎる性能」とのことです。
最後に、私がサブに使っているDDBH-10WH-U

「ダブルホーン+ダブルダクト」で製作難易度劇高モデルです。