
底板が横勝ちになっているのは「ガタツキ防止」でしょうか?
使用環境に合わせて、こういったカスタマイズが出来るのは自作ならではです。
以下、やまもとKさんのコメントです。
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・使用ユニット FF105WK エージング 10時間 箱は1カ月くらい前に完成、表面は下地処理済、吸音材なし
・60cmのTAOCスタンドにセット、CD-N500→(SRC2496+DEQ2496)→SA-XR55 全てデジタル接続
・計測マイク ECM8000
添付写真
・開口部 開口部0cmで測定 200Hzにピーク。
・リスニングポイント 距離2mくらい、150Hzのディップは部屋の定在波、200Hzに上述のピーク、7.5KHzにユニット特有のピーク。
・Lchの低域が下まで伸びているのは部屋のコーナーの影響
・補正R DEQ2496でマニュアル補正。40Hz-16Khzフラット(笑)
・ユニット込の全体的な感想(補正前)
バランスがよい音。やや抑えられすぎか。
・今後の構想
天板の振動対策(補強材をいれたい)
開口部からの中高域漏れ対策
FF105WKから高級フルレンジに交換
〜ここまで〜
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聞きなれない使用機器だったので調べてみました。
遊び心満載でコストパフォーマンス重視な私好みの選択ですね(笑)

さて、肝心の周波数特性ですが、、、
■リスニングポイント(約2m)での周波数特性(L、R)

150Hz前後のディップと200Hz付近のピークが目立ちますが、SPの位置、マイクの位置で結構変化する帯域なので気にすることはないと思います。
多分、聴感では気にならないと思います。
■イコライザー補正後と開口部の周波数特性

ぉお、、、40〜16kHzが見事ですね。
ただ、バックロードは特性が暴れてても聴感ではフラットに聴こえたりするので過度な補正は要注意です。
また、前面開口ブックシェルフの場合は、ユニットからの距離が近くアバレが大きくなりがちですので、開口部の特性はこんなもんでしょう。
尚、天板の補強ですが、、、
内部に補強材を入れると空気室容積が減ります。
現時点で理想の容積を下回ってますので、必要最小限にとどめたほうが吉です。
全体としては10cmイッパツ補正無しでギリギリ40Hz〜20kHzをクリア。
現状でも10cmフルレンジとしては「最高峰クラス」と思います。
ということで、やまもとKさん情報提供ありがとうございました。
良きオーディオライフをお送りくださいませ〜♪