
店内に入って左手にスピーカー、アンプ等のオーディオ機器、右手は前後2列のテーブル席になります。

入り口対面のカウンター席奥にアナログプレーヤー等とレコード棚があるようです。
部屋の広さは目測で約35畳ほどか?(最近目測がよくハズレますが、、、笑)
不定期にミニライブが開催されるとのことですが、生演奏には「ちょっと狭いかな?」という感じですね。
まずは簡単に使用機器の紹介

・スピーカー/JBL 4350(アーリーモデル)
・パワーアンプ(中高域用)/マークレビンソン No436L × 2(ミッドバス、ミッド、ハイ間はネットワーク使用)
・パワーアンプ(低域用)/マークレビンソン No334L
・チャンネルデバイダー/ケンリックサウンド(Special Ver)
・プリアンプ/マークレビンソン LNP-2L
・CDプレーヤー/マークレビンソン No512
・ターンテープル/リン LP12
・フォノイコライザー/リン LINTO
・カートリッジ/Aテクニカ AT33PTG

スピーカーはケンリックのセッティングベース、TAOCのスタンドに載せられていますが、もうチョイ高さが欲しいか?
アンプ類もケンリック製ラックに収められていますが、重量級アンプを収めるには貫禄&強度不足の感もあります。
さて、肝心の「音」ですが、、、
なんといってもJBL4350の真っ白な38cm2発が印象的です。
とにかくハイスピードな軽い低音がスムーズに体を通り抜けていきます(驚)
こりゃフルレンジ好きにはたまりません。
が、ゴリゴリ押してくる重い低音が好きな方にはチョイ物足りないかもしれません。
スピーカーで特徴的なのが、チェンネルデバイダーとネットワークを使ったモノ2+ステレオのハイブリッド駆動。
良くも悪くもこのスタイルが全体を支配しているようですが、ここいらは私には未体験ゾーンでして、よくわかりません。
マークレビンソンのアンプ、リンのアナログプレーヤー等は透明感が高く繊細な美音系。
カートリッジは何故かAT33PTG(爆)
「さっぱり風味で線が細い」印象があるカートリッジですが、バランス的にはナイスな選択なんでしょう。
トータルでは大変高品位な出音(正統派のハイクオリティサウンド)で、JBLに有りがちな「ゴリゴリドスン、シャキーンなドンシャリ傾向」は皆無。
非常に滑らかなバランスで、クラシックの再生にも十分対応できると思われます。
『もう一度聴いてみたい』と思わせる最高峰マルチウェイシステムの一つでしょう!!!
最後に気になった点を2つ。

まず、リスナー側の天井が低いことが1つ。
一般住宅との比較では十分な高さがありますが、スピーカー側と比べて60cmくらい低いでしょうか?
個人的な経験から「リスナー側を広く高く」と思っているので、配置を逆にしたらどうなるのか気になるところです。
もっとも、システム導入段階で試されて、今の配置が決まったんでしょうけど〜;;;
もうひとつは、スピーカー裏の壁です。
この石風壁材は「軽量モルタルに着色したタイプ」と思われますが、けっこう音を吸っているように感じました。
『音離れがもう一歩で、高さが出ない。音が飛びが悪い。』と感じたのは、リスナー側天井とスピーカー背後の壁の影響があるかもしれません。
一度フルレンジ一発で聴いてみたくなりました。何か発見があるかもしれませんが如何でしょうかね〜?
ということで、、、
久しぶりに『素敵なアナログの音』を聴かせていただき幸せな気持ちになれました。
とにかく「一聴の価値があるシステム」です。