2012年06月15日

スターデジオの音質ってどうなのよ?

、、、ってことで、CDと聴き比べしてみました。

まずはスターデジオ(STAR digio)について。。。

・スターデジオはスカパー!(光)で提供される100chのデジタル音楽放送です。
 (月額1,575円で100chすべてが聴けます)
・非可逆圧縮音声フォーマットMPEG2、サンプリング周波数48KHzで放送しています。
・技術的制約により音量が低くなっています。(スカパー!準拠 0VU=-20dB)

こんな感じです。

さて、、、以下が録音用システムです。

STARdigio.jpg

SONY DST-SP1(スカパーチューナー)

↓(光接続)

YAMAHA CDR-HD1300(HDD/CDレコーダー)
  デジタルボリュームとして使用

↓(光接続)

Sound Blaster Digital Music Premium HD SB-DM-PHD

↓(USB接続)

PC(Phenom 2.6GHz,Memory 8GB,Windows 7 Pro)

チューナーの音声出力が低いのでCDレコーダーでレベル調整しています。
通常、ジャズ系統で+6.0dB、Jポップや洋楽では+8.0dBくらいに設定してます。
尚、HD1300のデジタル出力は44.1KHzのみなので、録音も44.1KHz、16bitとCDと同じフォーマットになります。
録音ソフトは「Smart Recoder」(付属品)を使用。

試聴用ソフトはマイルス・デイヴィスの「カインド・オブ・ブルー」の1曲目・ソー・ホワット。
Kind_of_Blue_Jacket.jpg
左:国内盤(SONY SRCS-9104)
右:輸入盤(COLUMBIA CK-40579)
この2枚とスターデジオ音源で比較してみます。

以下、ほぼ同じ箇所のスペアナデータです。
inspect_SoWhat.jpg

@国内盤CD:収録時間9m10s
 ごく普通のSo Whatです(笑)

Aスターデジオ:収録時間9m10s
 低域〜中域は国内盤と同等。13kHz以上急降下、というか完全にカットされてます。
 ただ、聴感では高域不足な感じは少ないです。
 上の国内盤と同等のCDから吸い出した音源と思われます。

B輸入盤CD:収録時間9m05s
 上の2つとは明らかに別物です。
 収録時間も5秒短くなってます。出だしがカットされたような感じですね。
 音質的には10KHzから上にフィルターがかかった感じで、全体的にソフトタッチな音です。
 低域の押し出しも弱いです。

トータルでの音質は、、、

国内盤CD > スターデジオ > 輸入盤CD

といったところです。
ジャズ、ポップスなら問題無し、普通に良い音で聴けます。
クラシックのように微小信号のあるソフトには無理があるようです。
というか、、、微小信号は入っていないように聴こえます。
音の消え方に違和感があります。

ってことで、、、
Dレンジの広いクラシック以外ならオススメなスターデジオですよ。


【補足】
スターデジオはオリジナルの48KHzだと再生帯域の上は16KHzまで伸びています。
CDとの音質差は気にならないレベルかと思います。
posted by masamasa at 14:30| ひとり言(ぼそ)